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同じ仕事で、毎年昇給してもらえると思いますか?
「こんなに真面目に働いているのに、どうして給料があまり上がらないんだろう」
そう感じたことはありませんか。
毎日きちんと出社して、任された仕事をこなし、残業もして、上司の指示にも応えている。
自分なりに一生懸命やっているのに、昇給額を見て少しがっかりする。
その気持ち、とてもよく分かります。
頑張っている人ほど、「もっと評価されてもいいのでは」と思うものです。
けれど、ここで一度だけ、少し冷静に考えてみたいことがあります。
それは、
同じ仕事を同じように続けているだけで、毎年給料が上がり続けるのかということです。
入社直後の昇給は「成長」が見えやすいからです
入社したばかりの頃は、できることがどんどん増えていきます。
電話対応ができるようになる。資料作成が早くなる。お客様とのやり取りができる。
先輩に聞かなくても判断できることが増える。
この時期は、会社から見ても成長が分かりやすいです。
最初は教える時間もかかりますし、ミスのフォローも必要です。
つまり会社は、新人に対して「投資」をしている状態です。
たとえば、22歳で初任給が20万円。
そこから毎年1万円ずつ昇給して、27歳前後でようやく一人前になる。
このあたりで、会社としては「育成にかけた分を回収し始める」段階に入ります。
だから若いうちは、昇給しやすいのです。
できなかったことができるようになり、会社に返せる価値が増えているからです。
でも、ある程度一人前になった後も、同じペースで給料が上がり続けるかというと、
現実はそう単純ではないんですよね。
給料は「頑張り」ではなく「利益」から支払われます
少し厳しい話に聞こえるかもしれません。
でも、とても大切なことです。
仕事とは、会社の仕組みを通して、個人の能力を売上や利益に変える行為です。
そして給料は、その利益の中から支払われます。
とてもシンプルに言えば、
売上 ? 原価 = 粗利
です。
この粗利の中から、人件費や家賃、広告費、設備費、税金などが支払われます。
つまり、どれだけ真面目に働いていても、会社が生み出した利益以上に給料を払い続けることはできません。
「毎日頑張っています」
「残業もしています」
「上司の言う通りに働いています」
その気持ちは本当に分かります。
でも会社側から見ると、問われるのは最終的に「どれだけ価値を生んだか」なのです。
同じ仕事、同じ売上、同じ利益。
この状態が続いているなら、会社が支払える給料も大きくは変わりません。
ここに感情論は入りにくいのです。
少し寂しいですが、これがビジネスの現実なんですよね。
昇給したいなら、粗利を増やす側に回ることです
では、給料を上げるにはどうしたらいいのでしょうか。
答えは大きく二つです。
・売上を上げる
・原価やコストを下げる
つまり、会社の粗利を増やす働きをすることです。
営業であれば、より多く売る。
事務であれば、作業を効率化して時間やコストを減らす。
製造であれば、不良品を減らす。
管理職であれば、チーム全体の生産性を上げる。
どんな職種でも、「利益にどう貢献しているか」を考えることはできます。
もちろん、量をこなすことも大切です。
たくさん対応する、長く働く、数を増やす。これも一つの方法です。
でも、量には限界があります。
体力も時間も有限です。
だからこそ大切なのは、
より利益の出る仕事へ自分を変化させていくことです。
同じ1時間でも、会社に与える価値が大きい仕事をできる人になる。ここに昇給の余地が生まれます。
会社はあなたの人生を丸ごと設計してはくれません
少し冷たく聞こえるかもしれませんが、会社は社員一人ひとりの一生の幸せまで考えたキャリアプランを、
完全に用意してくれるわけではありません。
もちろん、良い会社は社員を応援してくれます。
研修を用意してくれたり、チャンスを与えてくれたり、相談に乗ってくれたりもします。
でも最終的に、自分のキャリアをどう作るかは、自分で考える必要があります。
「会社が評価してくれない」
「上司が分かってくれない」
「給料が上がらない」
そう言いたくなる日もあります。
居酒屋の赤提灯の下で、不満をこぼしたくなる夜もあると思います。
でも、その前に一度だけ自分に問いかけてみてほしいのです。
私は、会社の期待を越える価値を生んでいるだろうか。
もし答えがまだ曖昧なら、そこに伸びしろがあります。
不満は、自分を変える入口にもなるんですよね。
自分で自分をプロデュースする時代です
会社は、価値ある人を無駄にはしません。
「この人に任せたい」
「この人がいると助かる」
「この人にはもっと大きな仕事をしてほしい」
そう思われる人には、自然とチャンスが集まります。
場合によっては、その人のために新しい役割や部門が作られることさえあります。
だから大切なのは、ただ真面目に働くだけではなく、**自分の価値が伝わる働き方をすること**です。
自分は何ができるのか。
どんな成果を出したのか。
どの部分で会社に貢献しているのか。
次にどんな価値を生みたいのか。
これを考え、行動し、周囲に伝えていく。
それが「自分で自分をプロデュースする」ということです。
昇給とは、年齢に対するご褒美ではありません。
長く在籍したことへの自動報酬でもありません。
生み出す価値が増えた結果として、給料が上がる。
この構造を知っているだけで、働き方は大きく変わります。
同じ仕事を続けることが悪いわけではありません。
でも、同じ価値のままで給料だけが上がり続けると考えるのは、少し危ういです。
これからの時代、自分の給料を上げる一番確かな方法は、
会社に文句を言うことではなく、
会社から「この人にはもっと払ってでも残ってほしい」と思われる人になることです。
それは会社のためであり、何より自分自身の未来のためなのです。
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有限会社 テオリア
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