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どんなことから、今の図解思考に行きついたのか、思い出話を踏まえて書いていこうと思います。

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こんな体験から図解思考へ  


0019: 

「棚ぼた」仕事は無い、当時の自分に「現実を見ろ!」と..


今回のテーマは、
「棚ぼた」仕事は無い、当時の自分に「現実を見ろ!」と..
という話です。

「あの幸運」が、もう一度来ると思っていました

仕事をしていると、ふと考えてしまうことがありませんか。
 「どこかに、もっと楽にうまくいく仕事はないだろうか」
 「自分に合った、いい条件の案件が突然やってこないだろうか」
 「以前みたいなチャンスが、また巡ってこないだろうか」
私も、なんとなく期待していました。

しかも一度、本当に“棚ぼた”のような仕事に出会ってしまったことがあります。
だから余計に、勘違いしてしまったんです。

今なら、当時の自分に言いたいです。

「現実を見ろ。それは実力じゃなくて、偶然だぞ」と。

30数年前に出会った、破格すぎる仕事


30数年前のことです。

週に2?3日、東京へ行く。
社長や関係者と打ち合わせをする。
月100万円。
ノルマなし。
何をするかは、ほぼこちらに任されている。

時々、社長に
「これができました」
「次はこれを作ります」
と報告しながら、自分の判断で自由に動く。

取引先の社内でも、かなり自由に動けました。
誰とでも話ができましたし、必要だと思えば情報も取りに行ける。

今思い返しても、かなり破格の条件です。

その仕事は、研修営業に付き添いで参加したときに、偶然つながったものでした。
自分の営業力で勝ち取ったわけではありません。
圧倒的な実績が評価されたわけでもありません。

本当に、出会いがしらの「棚ぼた」でした。

当時の私は、それをちゃんと理解できていなかったんですよね。

会社が倒産して、勘違いだけが残りました


ところが、その会社はあっという間に倒産しました。

当然、私の収入源もなくなります。
問題は、そのあとでした。

私は心のどこかで、こう思っていました。
 「あのレベルの仕事は、また見つかるだろう」
 「自分には、そういう仕事が来るはずだ」
 「前にできたのだから、次もできるはずだ」
でも、見つかりません。

営業に行っても空振り。
話は聞いてもらえても、契約にはならない。
いい感触だと思っても、そこから先に進まない。



今なら分かります。
出会いがしらの「棚ぼた」など、そう何度も起きるものではありません。

本来なら、地に足をつけて、営業活動を積み上げるべきでした。
誰に何を提供するのか。
どんな価値を届けるのか。
どうすれば継続的に仕事になるのか。

そこを考えるべきでした。

でも一度“美味しい思い”をしてしまうと、地道な営業がとても重く感じてしまうんです。
基礎を積み上げることが、遠回りに見えてしまうんですよね。

それでも、救いはありました


もちろん、当時の私は若造でした。
今思えば、かなりイイ気になっていたと思います。

ただ、その「棚ぼた」仕事にも、救いはありました。

時間的な余裕。
金銭的な余裕。

この2つがあったことです。

私はその余裕を、情報収集に使いました。
関わっていた会社の業種について、かなり勉強しました。

東京からの帰り道、必ず立ち寄っていたのが八重洲ブックセンターです。
業界関連の専門書を、値段をあまり見ずにまとめ買いしていました。

当時は、今のようにインターネットで何でも調べられる時代ではありません。
情報源は本です。

専門書は、それなりに値段がします。
でも、そのときは買えました。
そして読みました。

この経験から学んだことがあります。

新しい業界に入るなら、まず基礎知識を徹底的にインプットすること。
基礎を知らずに、成果は出ないということです。

これは、あとになって本当に効いてきました。

偶然は再現できません


振り返ると、あの仕事の受注は“成果”ではありませんでした。

偶然です。

もちろん、偶然の出会いを否定するつもりはありません。
人生にも仕事にも、思いがけないご縁はあります。
そこから大きく道が開けることもあります。

でも、偶然は再現できません。
再現できないものは、戦略にはなりません。

仕事として続けていくなら、必要なのは仕組みです。

誰に。
どんな価値を。
どのように提供するのか。
それをどうやって繰り返すのか。

この設計がなければ、仕事は単発で終わります。
一度うまくいっても、次につながらないのです。

「また、あのときみたいな仕事が来ないかな」と待っているだけでは、現実は変わりません。
待つのではなく、作る。
偶然に期待するのではなく、再現できる形にする。

ここが大事なんですよね。

最後に:運を頼るな。積み上げろ。



今だから言えることがあります。

あのときの勘違いは、痛かったです。
収入源を失い、思ったように仕事が取れず、自分の甘さも見えました。

でも、その経験があったからこそ、学べたこともあります。

地道な営業の意味。
再現性の重要性。
基礎知識の必要性。
そして、偶然を実力と勘違いしてはいけないということ。

「棚ぼた」は、あってもいいのです。
思いがけない幸運が来たら、ありがたく受け取ればいい。

ただし、それを待ってはいけません。
それを前提にしてはいけません。
それを自分の実力だと勘違いしてはいけません。

もし、30数年前の自分にもう一度会えるなら、こう伝えたいです。

「現実を見ろ。運を頼るな。積み上げろ。」

仕事は、突然降ってくるものではなく、日々の積み重ねの中から生まれていくものです。
遠回りに見える基礎こそが、あとで自分を支えてくれるんです。


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