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目指していること:失敗の学びを、「強み」に積み上げる方法 代表者プロフィール:マイセオリー(持論)クリエーター 核となる技術:現場の知恵を図解する、業務プロセスを可視化する 提供するサービス:経験をソリューション(問題解決手法)として蓄積し、未来を活かす材料へ 企業概要:「強み」積上サポーター お問い合わせ:気軽にメール・電話でお問い合わせください
経営の可視化で成功要因を洗い出し競合との差別化を考え、競争優位を具体化するHOME > 私が図解にハマり込んだ体験 > 015 自分の価値を商品化できない元大手メーカーのマーケティング部長
有限会社 テオリア  

池田 秀敏

hidetoshi@teoria.co.jp  

015  2013.03.26

自分の価値を商品化できない元大手メーカーのマーケティング部長


紹介図解:商品化を考える4つの切り口

紹介図解:過去の成功と失敗の体験の活かし方


もう、10年数年以上前のことなので、書いても良い状況になりました。
誰でも知っているメーカーのマーケティング関係の仕事をしていた方と親しくさせていただいていました。
私が当時から、図解を使った企画書や提案書を作成していたことに、
興味をもっていただいたことから10年ほどお付き合いがあった頃のことです。

その方は、部長職で定年になり、嘱託で1年働いた後に、経験をもとに事業の立ち上げを考えてたようです。
彼からメールがきました。
「すごいアイデアがあるんだよ。
 池田さんは、良い人だし企画書も書けるから、仲間に入れてあげるよ。」
という内容です。

年齢も20歳近く年上で、大手企業の元部長です。
上から目線で、「仲間にいれてあげる」ということです。
彼が私を誘ったのは、無料で事業の企画書を作成させようという
意図だと察しはつきます。

ただ、すぐにYESともNOとも言えないので、
「どんな内容なんですか?、具体的に分からないとYESもNOも言えません。」
と返信しました。

すると..
とても長い現状分析のメールがかえってきました。
簡単に言うと、これから高学歴でたくさん年金をもらう定年退職者が増えてくる。
その人たちの経験や知恵を活かすビジネスには大きな可能性がある。
これを事業化していきたいということです。
要するに自分が属する人たちにことです。

現状分析は長いのですが、
商品化や事業に関しては何もありません。

その上、その現状分析に目新しいものはありません。
かなり以前から、あちこちで目にするものばかりです。
どこかの雑誌で見た、誰かに聞いたことを元に
現状分析をして「事業アイデア」と言っている。
そう感じました。

当たり障りなく、お断りしました。


すると半年ほどして、連絡がきました。
お昼でも一緒に食べようと言うことです。
ちょうど東京の予定があったので、いつもの東京駅の地下街で
一緒にお昼を食べました。

彼は、「アメリカに1年勉強に、行ってくるよ!」と、
私は、「どこへ行くんですか?」
彼は、「いろいろ!」とのことです。

家族を日本において、1年間アメリカに行って勉強できる、
お金があって、英語力があるということです。
さすが、大手メーカーの元部長です。

アメリカに行って、何か見つけてこようということだと思います。
何か、見つかると思ったのでしょうか?

1年がすぎ、帰ってきました。
何も見つからなかったようです。

彼の若い時は、アメリカに学び、追い付け追い越せでやってきた世代です。
でも、もうそういう時代ではありません。

結局、自分で何か始めることはありませんでした。
いくつかの誰かが作ったNPOなどの活動に参加しただけで終わりです。
それは、それで充実していれば幸せな事だと思います。

でも、何かやれるはず、やりたいを持ちをもっています。
大手メーカーで、たくさんの競争を勝ち抜いて部長にもなりました。
英語力もあります。
経験から積上げた高い能力があるのです。
それを発揮しないのは、もったいないと思いました。

お酒を飲みながら体験談を聞いたりすると、
「若い人に教えてあげれば参考になる」ということがたくさんありました。
大手で培った経験は、中小企業に役に立てることもあるはずです。

わたし自身、お酒を飲んで聞いたことが勉強になっていました。


この体験から考えたのがこの図解です。
商品化を考える4つの切り口

商品化には、この4つを考えることが必要だと考えています。

  ・補完
    本来の機能を高めるモノと組み合わせる
    コーヒーの砂糖やミルクがこれに当たります。
    自分の足りない部分を補ってくれます。
  ・相乗
    組み合わせることでより良い相乗効果が期待できる
    ケーキやクッキー、音楽、お店の雰囲気が当たります。
    自分の価値を高めてくれます。
  ・展開
    機能を見据えて新しいカタチを考える
    コーヒーをアイスコーヒーにすることで新しい市場へ
    自分が気がつかなかった新しい展開です。 
  ・代替
    機能を代替えできるモノを探す
    紅茶や緑茶を飲んでいた人への提案ができます。
    自分が気がつかない大きな市場があるかもしれません。
図解:商品化を考える4つの切り口

彼の例に話を戻すと
自分が「コーヒー」だと明確に定義できれば、
 ・自分の足りない部分を補完してくれる人や事は?
 ・自分の価値を高める相乗効果を生む人や事は?
 ・自分が気がつかない新しい展開は?
 ・自分が市場とは思っていなかった業界への展開は?
と考えることができます。

彼は、自分が何ができるか明確にしていなかったのです。
大手メーカーの部長だった、マーケティングが得意だ、
それだけだと、どこで・どのように役に立つか分かりません。

大手にいたと言うことで、上から目線にもなります。
本人はそう思っていなくても、大手の後ろ盾が無くなっても、
つい言葉の端々にでてきます。

繰り返しになりますが、彼には人の役に立つ知識・経験がありました。
でも、それを中小企業や若い人の役に立てる「問題解決」の手法として、
商品化できていなかったのです。
自分の持てるモノを商品化できないので
他の人の能力と組合わせることが難しのが現実でした。

そして、その持てる知識・経験を活かすことなく終わりました。
とても、もったいないと思いました。



経験を「知恵」の商品にできないと定年後に活躍しにくいのが現実です。

会社員の時は、相応の立場でバリバリ実力を発揮していた人でも..
定年で会社を離れると...
それまで培った経験を活かせない人がたくさんいます。
現場で経験し蓄積した「知恵」を、もっと若い人に
伝えてもらいたいと思います。

「もったいない」と思います。

私たちの若い頃は..(今でも若いつもりですが..(*^_^*))
先輩に、飲みにつれて行ってもらい、いろいろ教えてもらいました。
今は、そんな機会も少なくなっています。
知恵を伝承する機会が減っています。

定年になり、
単なる年齢で会社からいなくなると貴重なノウハウがなくなってしまいます。
個人の頭にとどめた状態では..経験が私蔵され死蔵..
なくなってしまいます。

長く現場で「考えて」仕事をした人には必ず「知恵」があります。

それを
思い出話にしておくのはもったいないです。
思い出話しだと
  ・自慢話
  ・武勇伝
となり、酒の席の話で終わります。

話し手が、良い気持ちで話すことが目的となるので...
昔のことを思い出しながら、たくさんの脚色が入ります。
聞く方は、1度めは良くても、2度3度と続くと苦痛です。

これだと...
せっかくの「知恵」が役にたてられません。

これを知的資産として活かせたら!
 ・過去から積上げた知恵として
 ・未来を築く材料として
社内で活用できるはずです。
個人としても会社としても必要なことだと思います。
図解:過去の成功と失敗の体験の活かし方

現場の経験や知識を「知的資産」として活かすには
文書として見えるカタチにアウトプットすることが必要です。

これからは、
 「あなたは、何ができますか?」
 「他の人と何が、どのように違うのですか?」
 「会社の期待に、どのように応えてくれますか?」
と常に問い続けられます。

その問いに、
  理屈はありません。
  一生懸命に頑張ります。
  期待してください。
  実績もあります。
と言っても回答になりません。

何が・どう違うのかを明確に言葉で示すことが必要です。
これは「汗の量」での勝負ではありません。
「知恵」で差別化するということです。

そのために現場で培った知識・経験を「知恵」にして書き溜めることが必要です。
そして、その「知恵」で一目おかれる存在になることことが必要です。

これからは..

●自立が求められる時代です
 会社は生活保証装置ではありません。
 会社はできる社員が欲しいのです..
 「仕事のシステムを使ってお金に変える能力」を求めています。
 自分の能力で、会社の価値のアップ貢献する人を探しています。

●価値で差別化する時代です
 知識や経験をもとに「考える」ことが求められています。
 決まった作業は機械や海外との競争になります。
 頭で考えたことで差別化する時代です。
 単なる知識を持っているだけでは太刀打ちできません。
 どんな仕事も、他と違う「価値」を打ち出して差別化して「優位を競う!」のです。
 あなたは、どんな「価値」を打ち出せますか?

●経験は言葉にしてこそ価値です
 現場で得た経験を言葉にすることが必要です。
 言葉にならないと伝わりません。
 伝わらないと理解してもらえません。
 他の人と共有することも、若い人に伝えて行くこともできません。
 現場で感じて考えた暗黙知を形式知に変えることが求められます。
 経験で得た価値の明示が必須となります。
 他人に伝えてこそ、経済的価値が生まれるのです。


これからは、
履歴書・経歴では、自分の価値を正しく伝えることができません。
「何ができる」..それを、自分以外の人に正しく理解してもらうことが必要です。
「会社の指示に従って、一生懸命頑張ります」という
労働時間を切り売りする精神論は通用しなくなります。
労働時間を売ると「安い人」として扱われます。


会社の立場では、どうでしょうか?!

 ●日々考える社員、知恵を蓄積している社員は..
  会社の競争優位を高めてくれます。

 ●蓄積され共有された現場の知のデータベースは..
  全社員の能力の底上げ、新人の即戦力化を実現が可能になります。

蓄積されたノウハウは会社の財産となります。
会社の競争力になります。

ノウハウが蓄積されると個人にとっても成長が見えます。
それが、会社に評価されれば励みにもなります。




成果の出るやり方を追究し
仕事を楽しくする
「考動知図」

 失敗の学びを「強み」に積み上げる方法:マイセオリー(持論)クリエーター:池田 秀敏
考動知クリエーター
有限会社 テオリア
池田 秀敏

 失敗の学びを「強み」に積み上げる方法:マイセオリー(持論)クリエーター:池田 秀敏
自分の「看板」を掲げて「ヨコ」につながろう!

自分のノウハウが貯まってくると、可能性が見えてきます。
増えるに従って、さまざまな組み合わせが考えられます。

他人の価値と組合せて相乗効果へ

自分の価値が明確だと他との連携がしやすくなります。
「知恵」の組み合わせは新しい価値を生むことにつながります。
ヨコ連携で、自分の可能性がどんどん拡大できます。
 ・自分のできることと誰かのできることで商品化できます。
 ・自分の足りない部分を補完する人を探すことができます。
 ・自分の可能性を伸ばす人を探すことができます。
 ・自分のできることで、誰かの役に立つことができます。

中高年は、自分の知識・経験の棚卸をして
問題解決の手法として書き出しましょう。
長く頑張って気た人には必ず「強み」となる知恵があります。

若い人は、毎日の現場で考えて仕事をしましょう。
気がついた事を書き溜めて行くと、
自分の得意分野として育てることができます。

ただ、アウトプットすることはとても大変です。
最初は無理せず、1週間に1枚づつでもOKです。
私も最初は、1週間に1枚がやっとでした。
でも、1枚づつ書き貯めていくとパワーになります。


毎日の仕事の現場での「気づき」を書き溜めて
自分の「強み」を積上げましょう。




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