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可能性をデザインせよ!

新規事業が上手く行かなかった経営者

会社は、経営者の価値観・考え方が大きく影響する

新規事業が上手くいかないと、
現場の担当者が責められる例が多いのですが...

実は、担当者以外にも多くの原因があります。
その中で、最大の原因となるのが経営トップにあります。

とても魅力的な経営者がいる半面、
これでは??という方も中にはおられました。

やればできる実力があるのに、
上手く行かない、もったいないと思える場面もたくさんありました。

ここでは、極端な事例を紹介させていただきます。

すべて私が、実際に体験したことです。



1.海外の大学を出て...優秀な?、ベンチャー経営者?

以前、関係した会社で、外国の大学を出てベンチャー企業を立ち上げた人がいました。
海外の大学を出たので、もちろん英語も日本語と同じように使え、
ベンチャーキャピタルから投資を引き出すだけの優秀な社長です。

でも、その人は、周りの人が馬鹿に見えるのか?
自分の考えが一番正しいと、他の人の意見は聞きませんでした。

確かに、CPUとしての能力は高いのでしょうが...
企業に必要な能力には、いろいろな分野があります。
会社経営のすべてに精通して高い能力を発揮できる人はどれだけいるでしょうか?
彼は、自分の知らない・経験の無い分野でも、自分の考えが正しいと考えていたのだと思います。

彼は、確かにCPUとしての高い性能を持った頭だったと思います。
どんな分野でも人より早く実力をつけることができると思います。
普通の人が10年かかるところを3年でできるようになるかもしれません。
でも、やっていないのですからゼロです。

...結局は、そのベンチャーは頓挫しました..あっというまに..

この時の体験から、この図解を作成しました。
人の能力は、この8つの要素の総合力なのです。
CPUの性能は、1つの要素でしかありません。

図解:仕事の実力を決める8つの要素

1.人生の目的が違う
  人生の目的や目標が計画なら、一生懸命頑張れます。
2.受取る力が違う(パソコンでは入力装置)
  聞く力・読む力・感じる力...情報の収集能力が違う。
3.人脈が違う(パソコンではインターネット接続)
  人脈や協力者の広がりが違う。
4.頭の性能が違う(パソコンでは演算装置(CPU))
  頭のよさ、スマートさ、本質的な頭のよさが違う。
5.考える力が違う(パソコンではOSとアプリケーション)
  仕事を処理する能力、発想法、企画力。
6.知識・経験が違う(パソコンでは外部記憶装置)
  体験から蓄積された情報の有無は大きい。
7.伝える力が違う(パソコンでは出力装置)
  伝える力・書く力・話す力....情報発信能力は重要となる。
8.行動力が違う(パソコンでは運用)
  自由に行動できる体力や、積極的に動き回る行動力が重要。

CPU性能は1つの要素にすぎないのです。




2.事業の理解者が増えない社長

新しい事業を立ち上げようと動き出し社長がいました。
でも、企画書に分かりやすく事業の全体像を描けません。
もちろん、実現するための方法・手順に落とせませんでした。

思い付きで作成したような企画書をもって説明してくれるのですが...
内容は、「確かに..良いアイデアですよね」となりますが..
一生懸命に説明されるのですが、
自分がお金を出して
 ・事業に参加するとか
 ・商品やサービスを購入する
というところまで進みません。

その事業を進めていく方法が見えないのです。
熱意はあるのですが..

思いつきで止まって
 ・裏付け、根拠
 ・信頼できる実績、データ
がありません。

友人の紹介で知り合った社長ですので、
「事業の構造を明確にした企画書があった方が良いですよ。」
とお話ししたのですが必要とは思われなかったようです。
理由は
 ・そんな余分なお金がない
 ・現状の企画書で十分だ
というようです。

彼は、その情熱だけが先行して内容の薄い企画書で
毎日、事業の協力者を求めて活動していました。

事務所の維持の経費や活動費として電話代・交通費・飲食費などなど
どんどんお金が出ていきますが期待したような成果は上がりません。

一ヶ月、二ヶ月..あっという間に日が過ぎていきます。
日が過ぎるほど、成果につながらないお金が流れ出ます。

風の便りで聞いたのですが
1年たたないうちに頓挫したようです。


ビジネスを広げるには、”儲かる仕組み”の提示が必要!



オリジナリティが高いほど伝えることは難しい

経営者の『考え』のオリジナリティが高いほど、
部下や協力者・顧客に伝えることは難しいのです。

簡単な言葉を伝える”伝言ゲーム”ですら正確に伝わらないのですから、
新しいアイデアのビジネスの内容を正確に伝えることは難しいのです。

図解:オリジナリティが高いほど伝えることは難しい

そして、伝えづらいのは独創的である証拠です。

すぐに理解できるとしたら...
過去にあったビジネスやモノマネビジネスということです。

部下が理解してくれない
 ・何度も、同じ説明をしないとわからない
 ・わかっていれば、起きないようなつまらないトラブルが起こる
代理店希望者になかなか伝わらない
 ・良いビジネスなのに、協力者が増えない
 ・紹介でつながって行かない
投資家が良い返事をくれない
 ・儲かるビジネスなにの、投資話が先に延びてしまう
 ・最初は興味を持ってくれるが、投資実行までに進まない
となります。

どう伝えるか?
どうしたら理解してくれるか?

売れる仕組みやシステムを誰にも理解できるように
明快にする必要があります。



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