困った部下の言動を考える 部下の一生懸命はみんな違う!
部下の一生懸命はみんな違う!
「一生懸命」という言葉を多用していませんか?
それは、具体的にどういう意味でしょうか?
聞いた人は、同じことを、同じように頑張るでしょうか?
頑張れるものでしょうか?
この言葉の危うさを感じた経験があります。
ある会社の実例です。
社長が女性で、創業者です。
その会社の営業会議に参加する機会がありました。
そこで、その社長が「みんな一生懸命頑張ってくれ」と
発言しました。
その結果、部下がどう動いたか!!
1.一人息子で、営業部長であり専務は.. 電話もせず営業訪問もせず..
得意なパソコンに向かって、エクセルで表を作っていました。
自分の得意分野に逃げ込みました。
まあ、社長がお母さんで創業者なので、
何をやっていてもほとんど影響がありません。
だから、それができるんですね。
2.当時、50代の男性社員では..
朝早くから、夜遅くまで長時間作業しました。
業務を改善する何のアイデアも示しません。
長時間労働で、頑張りをアピールしました。
何の準備も、必要な知識・経験もいりません。
誰でもすぐにできます。
こんなに頑張っていると、
タイムカードを見せることもできます。
昔なら、それも努力として役にたったでしょうが..
今は、効果が薄くなっていると思います。
この会社で、この2つを間の当たりにしました。
他の会社での経験を踏まえて、
この図解にまとめました。
これからは、以前と同じことを同じように
「一生懸命」だけでは
上手くいきません。
仕事ができる人と評価もされません。
頭を使って、改善提案する人はホントに少ないです。
では、どうやったら改善提案できるのでしょうか?
私が図解で、このような蓄積をしているのは
「過去の経験を、未来を活かす材料にする」ことです。
図解でなくても良いんです、過去の経験を引出しやすく
再利用しやすいカタチで蓄積する事を勧めています。
何か、問題があったら経験を元に改善提案できたら、
「頭を使って、仕事のできる人」になれます。
図解を蓄積することで、現場の問題を発見する
フレームも蓄積されます。
蓄積が増えるほど、仕事はやりやすくなります。
社員のあなたは、安易に一生懸命と言っていませんか?
会社に貢献できない人には仕事がない