価値を提供して稼ぐか、安い時間給で働くか、..働く場所が無いか.
人材、組織コンサルタントとして活躍してきた著者が
その経験から「稼ぐ人」になるための方法を教えてくれます。
著者の定義では..
●稼ぐ人:1割
自分が勤める企業を辞めても
稼ぐことできるような実力を持ったタレント
●安い人:8割
パートタイマーのように、単純労働を切り売りする人
●余る人:1割
もらっている給料に見合う働きができないと評価をされ
勤務先から「余っている、辞めて欲しい」といわれる人
今まで企業では、
「自分で考えて働く人」は求められていなかったので、
自律的に動く人は少なかった。
これからの企業では、
「自分で考え、自分で動く人」ことが重要になってくる。
そのための考え方や行動の仕方を身につければ、
人は大きく変わっていけるのではないかと、
著者は言っています。
あなたは、「稼ぐ人、安い人、余る人」の、どの人になりますか?
大前研一氏は、
「勝ち組の構想力」という本で指摘していました。
これからはどんな業界でも
「物的資産(モノ)」でなく
「知的資産」
が価値の源になる。
この価値ある「知」は、
一部の限られた人からだけ生み出されます。
そして、その人達が「稼ぐ人」になります。
そうでない多くの人は
「物的資産」の一部として扱われ
「安い人」として働くことになります。
それもできない人は
「余る人」として、クビになるでしょう。
単純作業は機械化し、
誰でもできる仕事は安い人へ、
本気で考えないと中高年で出番が無くなるのです。
仕事のグローバル化と機械の進化が、それを実現します。
これからは、知的価値を生み出せる「知の力」を
頭の中に持つことが重要になってきます。
例えば、
・生産の技術
・改善の手法
・営業の仕組み
・ビジネスモデル
..など
会社の業績に貢献する「知恵」を出せる能力が重要です。
では、「稼ぐ人」と「稼がない人」との差はどこにあるのか、
著者のキャメル・ヤマモト氏は、
「7つの才」の発揮の程度にかかっていると言われています。
その
「7つの才」とは..
1.志が高く明確である
2.現実を直視する力
3.成果へのインスピレーションがわく
4.失敗しながらやりぬくタフネス
5.リードしリードさせる
6.学習が早い
7.仕事で遊んでいる
この7つを意識して、
「知恵のコンテンツ」を積上げれば
「○○さん」と個人名で指名される
「強み」とすることができます。
特に失敗からは学ぶ事、気づかされることがたくさんあります。
それを書き貯めると、自分の「強み」の財産にできます。
会社に提案していくことで、役に立つ人材として評価されます。
ただ..
2年や3年では差がつきません。
10年、20年、30年と積上げることで実力を蓄えることができます。
日々の現場の仕事から、未来の自分を築きましょう!
「稼ぐ人、安い人、余る人」あなたは、どの人になりますか?
同じ仕事をしていても、毎年昇給してもらえると思いますか?
人を大切にする会社で働きたい、そう思っていませんか?
今の能力で、いつまで同じ仕事で働けるでしょうか?
社会の変化が働き方・生き方を変える
人材にとって、これからは厳しい時代へ