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業務の可視化と現場の知恵を共有する「仕事のプラットフォーム」

TEL025-531-1151

〒942-0036 新潟県上越市東中島1943-91

可能性をデザインせよ!

失敗から学び、改善した例居酒屋の入店時のいらっしゃいませ!」

居酒屋では、お客様の入店時に2つの「いらっしゃいませ!」をコントロールする

居酒屋の扉を開けて中に入ると..
店内の従業員さんが声を揃えて
元気な声で「いらっしゃいませ!」と言ってくれます。
ホットしますよね。

お店の選択は間違っていなかった。
そう思います。

でも、「いらっしゃいませ!」が無いと..
ここで良かったかな?
ちょっと不安になりませんか?

タイミングが悪いお店もありますね。
ある居酒屋さんでは、慣れない従業員が
「いらっしゃいませ!」のタイミングを逃していました。

お客様が入ってきて、
新人の従業員では、
良いタイミングで言うことができません。
恥ずかしかったり、慣れていなかったり、気がつかなかったり..

店長は、「ちゃんと、言ってくれ!」と指導するのですが
なかなか上手くできません。

ここで、疑問です..
一番良いタイミングの「いらっしゃいませ!」は、
いつでしょうか?

店長や慣れた従業員は自然にやっています。
でも、誰からも、タイミングを教わったことがありません。
「一番良いタイミングはいつか?」と、具体的に考えたこともありません。

新人に聞かれて考えました。

いつが良いのか?
一番良いタイミングはいつなのか?
社内で考え、お店で試してみた結果!
「ドアが10cm開いた時点!」と社員やアルバイトを指導することにしました。。

このタイミングで「いらっしゃいませ!」と声を出すと、
お客様の前半身が、お店の中に入ったタイミングで、
「いらっしゃいませ!」が終わります。

元気で気持ちの良い「いらっしゃいませ!」
のシャワーをかけるイメージです。

図解:来店時の顧客の気持ちの高まりをコントロールする

居酒屋では..
お客様が来店されたときに
2つの「いらっしゃいませ!」があります。

それぞれ機能が違います。

●入店時の「いらっしゃいませ!」
  ・行動
    大きな声で元気よく、みんなで声を揃えて
  ・期待する成果
    この店を選んで良かった」と思ってもらう
    コミュニケーション基盤を作る「いらっしゃいませ!」

●席へ案内する「いらっしゃいませ!」
  ・行動
   アイコンタクトと笑顔で接遇する
  ・期待する成果
   安心感・信頼感を高める「いらっしゃいませ!」

2つの「いらっしゃいませ!」が上手く連携すると、
お客様の期待は高まります。

でも..

●入店時の「いらっしゃいませ!」を言い逃すと
  気がつかなかったり、ちょっとタイミングを逃してしまうことは良くあります。
  すると、次の席に案内する「いらっしゃいませ!」になってしまいます。
  お客様は、「お店の選択を間違ったのでは?」となり
  違う店が良かったかと不安になります。

●入店時の「いらっしゃいませ!」のタイミングが悪いと
  慣れない新人では上手くできません。
  ついタイミングをはずしてしまいます。
  お客様は、まあまあかな大丈夫だろう...となり
  期待は高まりません。


居酒屋さんでは、
お客様の来店時の気持ちに着目して
オペレーションすることが必要です。

そのために、
来店時に、最初で最も重要なアプローチが
入店時の「いらっしゃいませ!」です。

でも...
このタイミングをしっかり意識して、
分かりやすい定義をして
新人に教えているところは非常に少ないのです。

図解:組織力アップは現場の「気づき」の言語化

できる人は、一番良いタイミングを感覚的に理解しています。
この違いを意識しないで使い分けています。

それだと、できる人だけは上手くてきます。
期待した成果を出せます。
上司から評価もされます

でも、言葉で表現できていないと、
新人に教えることができません。

この「できる人」が店長だと
 ・しっかりやってくれ
 ・ちゃんとやってくれ
 ・頑張ってくれ
と精神論レベルでしか指導できません。
「何で、分からないんだ?」とイライラします。

自分は試行錯誤の中で、自然に身に付けたので
部下にも同じように習得することを期待します。

でも、教わらないでできる人は少ない..
だから、なかなか上手くいきません。

試行錯誤で覚える人は、どう覚えるか?!
 ・自分が他のお店に行った時の体験から感じる
 ・お客様に「いらっしゃいませ!」と言った時の、反応を見て感じる
感じて考えて、言葉にしませんが、
自然と身につけます。

試行錯誤とは「失敗」から学ぶといことです。
でも、これだと時間がかかります。
個人差も大きくなります。

いつまでたっても上手くできない人もいます。

何の気なしに、「いらっしゃいませ!」と言う人と、
場面に応じて、「いらっしゃいませ!」を使い分ける人がいます。

できる人は、教えなくても意識しています。
しっかり使い分けて、顧客の心をつかみます。

できる人の頭の中にある、「いらっしゃいませ!」の概念を
分かりやすい言葉にして作業の手順に入れることが必要です。


入店時の「いらっしゃいませ!」なら、
そんなに個人差や指導の難しさを意識する
必要はないかもしれません。

でも、仕事にはたくさんの場面があります。
そこには、
 ・上手くできる人、
 ・いつまでたっても上手くならない人
がいます。

上手くできる人のやり方を、みんなで共有すれば良いんです。
..と簡単に言いますが..
最も大切な「概念化」が必要です。

それには..
失敗した体験から学ぶ事が必要です。
現場で気づくことが必要です。

でもできる人は、学び、気づいています。
それを、誰にでも分かる言葉で表現していません。
自分で知っているだけです。
これでは教えられません。

組織としては、もったいないと思います。

個人としても、仲間に教えることで会社の評価が得られれば、
どんどん教えることができるはずです。

現場から学び、気づき
それを言語化できると、職場で共有できます。
共有できると、チームで連携プレーができます。
そして、組織全体の力がアップし結果も良くなります。

 「できる人」の「成果を出す行動」を組織として共有しましょう!


デービッド・コルブの「経験学習モデル」
失敗から学び、改善した例 
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現場の「経験学習」(現場体験から学ぶ) 

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